日本人のパスワードの特徴と対策——国内漏洩データから見る弱いパターン
日本国内のパスワード漏洩データから見えてくる特徴的な弱いパターンを解説。日本語固有のリスクと、日本人が陥りやすいパスワードの作り方の問題点を紹介。
日本国内の漏洩データから見えるパターン
国内の複数の漏洩DBと研究機関の調査から、日本のユーザーに特徴的なパスワードのパターンが明らかになっているよ。
日本人に多い弱いパスワードのランキング
国内サービス漏洩データの分析から見えてくる典型例:
123456(世界共通で最も多い)password山田太郎の名前 + 生年月日:yamada19801015- 会社名・サービス名の組み合わせ:
rakuten123 - よく使われる和語のローマ字:
sakura、fujisan、katana - キーボードの連続列:
qwerty、asdfgh - 日本の代表的な数字列:
090XXXXXXXX(携帯番号)
日本特有のリスク1:会員番号+生年月日パターン
多くの日本のECサイトや会員サービスが「初期パスワードは会員番号/生年月日」という設定にしていることがある。これを変更しない利用者が多く、推測攻撃のターゲットになりやすいよ。
日本特有のリスク2:IMEとクラウド変換
スマートフォンのIMEには「クラウド変換」機能があり、入力した文字列がサーバーに送信される場合がある。パスワード入力の際はIMEがアクティブになっていることがあるが、パスワードフィールドでは普通の日本語IMEは使えない(ASCII文字入力になる)から、実際にはほとんど問題ない。ただしメモ帳アプリなどにパスワードを一時保存するときはIME経由になる場合があるよ。
日本特有のリスク3:「覚えやすい英語」への過信
日本語ネイティブが「英語のように見えて自分しか知らない」と思うパスワードは危険だよ。「karate」「origami」「samurai」などは英語圏でも知られた単語で辞書攻撃リストに入っている。
日本語を活かした強いパスワードの作り方
日本語のひらがなをローマ字変換して組み合わせるのは有効な場合もある。
例:「きのうはいい天気だった」→ kinouha_ii_Tenkidat_2026
ポイント:
- 意味はあるが他人には分からない文章を選ぶ
- スペース・記号・大文字を混ぜる
- 個人情報(名前・誕生日・住所)を含めない
- 有名な歌詞・映画セリフは避ける(辞書に入っている可能性)
最終的には:ツールに任せよう
人間が考えるパスワードには必ずパターンが入る。日本語話者も英語話者も同じで、自分では「ランダムに見える」と思っても攻撃者の統計モデルには引っかかる。パスワード生成ツールでランダム文字列を生成してパスワードマネージャーで管理するのが、言語・文化を超えた最善策だよ。
作ったパスワードは頭で覚えるのではなく、マネージャーに任せると安全です。 編集部がふだん使っているサービスをご紹介します。
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