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強いパスワードの作り方——専門家が教える7つのルール

強いパスワードの条件を具体的な数値と例で解説。長さ・文字種・ランダム性の3原則から、覚えやすく破られにくい作り方まで網羅。

「強いパスワード」の定義を正確に理解しよう

「強い」というのは攻撃者が推測・解読するのにかかる時間が長い、ということだよ。具体的には次の3つの要素で決まる。

要素1:長さ(最重要)

パスワード解読の主な手法はブルートフォース攻撃(全組み合わせ試行)だよ。文字数が増えるほど試すべき組み合わせは指数関数的に増える。

長さ 小文字のみ 英数字+記号(90文字種)
8文字 約10分 約2時間
12文字 約3年 約200万年
16文字 約10億年 事実上不可能

※高性能GPUによる毎秒100億回試行を想定

16文字以上を目標にしよう。

要素2:文字種の多様性

英小文字26・英大文字26・数字10・記号約32文字を組み合わせると文字種は94種になる。文字種が増えるほど1文字あたりのエントロピーが増えるよ。

  • 小文字のみ:1文字あたり4.7ビット
  • 英数字:1文字あたり5.9ビット
  • 英数字+記号:1文字あたり6.5ビット

ただし「長さ」の方が効果が大きいので、記号を無理に増やして短くするより、長くする方が優先だね。

要素3:ランダム性

「Tanaka2024!」は予測可能で弱い。人名・誕生日・辞書に載っている単語の組み合わせはすべて弱いよ。完全なランダム性が重要だね。

実践的な3つの作り方

方法A:ツールで完全ランダム生成(推奨)

このサイトのパスワード生成ツールで16文字以上・英数字+記号ありで生成するのが最も確実だよ。パスワードマネージャーに保存すれば記憶する必要もない。

方法B:パスフレーズ方式

4〜5個のランダムな単語を組み合わせる方法。「correct-horse-battery-staple」のような形式だよ。人間が記憶しやすく、エントロピーも高い。

方法C:覚えやすいランダム文字列

頭文字法:「今日は良い天気で気分も最高だ!2026」→ KhYT2KbS!2026。完全ランダムより弱いけど、マスターパスワード用途ならこの方法でも十分だよ。

やってはいけないパスワードの例

  • 自分や家族の名前 + 誕生日
  • 「password」「123456」「qwerty」などのよくあるパターン
  • 好きなキャラクターや映画タイトル
  • 単純な置換(p@ssw0rdなど)
  • 前のパスワードに数字を足しただけ

まとめ

強いパスワードの公式は「16文字以上 × 4種類の文字 × 完全ランダム」だよ。人間が作ると必ずパターンが混入するから、ツールで生成してパスワードマネージャーで管理するのが最善の方法だね。

● よくある質問
Q.「P@ssw0rd」みたいな置き換えは強いパスワードになる?
残念ながら弱いよ。攻撃者はleet置換(aを@、oを0など)をすべて辞書に入れてるから、単語ベースの置換パスワードは辞書攻撃に対してほぼ無力だね。
Q.パスワードの長さはどれくらいが理想?
NIST SP 800-63Bでは最低8文字以上を推奨しているけど、現代的なベストプラクティスは16文字以上だよ。長さが1文字増えるだけで解読に必要な時間が数十倍に増えるから、複雑さより長さの方が効果的だね。
Q.覚えられない長いパスワードはどう管理するの?
パスワードマネージャーを使うのが正解だよ。マスターパスワード1つだけ覚えれば、他は全部ランダム長文字列にできる。人間の記憶に依存しない管理に切り替えよう。